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アンチーブ・ジュアンレバン国際水中映像写真レポート
超刺激的な一週間
表彰式には袴着物姿で凛々しく登場。後ろは江本豊久会長。  「あーちゃん、フランスに行けるよ!」「やったー!きゃあー!」
飛び上がるほど嬉しい知らせが届いたのは5月、ちょうど私が高校での中間テストに向けて猛勉強中の頃だった。私が中学3年生の時に描いた水中画が、第31回 国際水中映像祭の審査でグランプリとなり、フランス・アンチーブへ招待されることになったのだ。
 ワクワクしながら、いよいよ10月26日フランスに向けて出発。最初の2日間はパリで過ごすことになった。
 まずはエッフェル塔。ちょうど紅葉の時期だった。日本は土壌が酸性だがフランスはアルカリ性のため、葉は赤ではなく黄色や茶色に色付き、町並みの色調と合っていてきれいだった。辺りの建物の高さが30mに規制されているためとても整った印象を受け、エッフェル塔とモンパルナス・タワーという近代的な建物のみが高くそびえ立ち、美しさが際立っていた。新しいモノと古いモノとがうまく共存しているのがパリの街の面白い所なのかなと思った。
 もともと「パリ半日観光」という慌ただしいツアーだったので、凱旋門やオペラ座、シャンゼリゼ通りなどはバスからしか見ることができず残念だった。
「表彰式には袴着物姿で凛々しく登場。後ろは江本豊久会長。」
 ノートルダム寺院は、まず外観の彫刻の細かさ、美しさに圧倒された。寺院内のバラ窓やステンドグラスもとてもカラフルできれい。ポカーンとずっと口を開けたまま上ばかり向いて夢中で見入ってしまった。また、ちょうど説教が行われており、何を言っているのかは分からなかったが、その声が響きわたる聖堂の中で人々の信仰心の強さを感じずにはいられなかった。
 ベルサイユ宮殿。ここは本当に豪華そのものだ。贅沢の限りを尽くした壁画、大理石の壁や彫刻。まわりの美しさに圧倒されながらガイドから聞いたマリーアントワネットやルイ14世、ナポレオンの逸話が面白かった。鏡の回廊は修復工事中。古い歴史的な建造物を大切に残していくための人々の苦労は計り知れない。
 10月29日、ニースに移動。(この日になってようやく本来の目的を思い出した。)パリとは違ってのんびりとした雰囲気。会場のあるアンチーブへ向かう途中、ずっと地中海が見えるのだが、波は穏やかで本当にどこまでも続いているようで美しかった。秋だというのに海で泳いでいる人がいるのには少々驚いた。そして私の描いた絵が、特大ポスターとなって街の所々に飾られていたのにはえらく感動した。涙が出るくらいうれしかった。
 また、日本の実行委員長である江本さんにアンチーブの市場や街を案内していただいた。市場はすごく面白かった。見慣れない野菜や果物、きのこがいっぱい!ボランティアのオリビエさんにサラミの種類を教えていただき、試食をして3本10ユーロで買った。また、もう1つオリビエさんに薦められたものに日本語で言うと甘木?というものがあり、かじると甘いよと言われたが木の苦い味しかせず、その美味しさを全く理解できなかったのでオリビエさんが美味しそうに、ガリガリとかじっていたのが不思議だった。
チーズも沢山の種類があり、やぎのチーズを食べた時などは、母はしかめ面をしたが、私は(うん!いけるよ、これは)という感じ。食べ物の文化も日本とはえらく違うなと思った。都会のパリにはない ほのぼのとした良さがアンチーブにはある。こちらでのんびり生活できたらさぞかしすばらしいだろう。
 10月30日はいよいよ授賞式。江本さんから各国の水中写真家や画家、ジャズミュージシャン、海洋生物学者の増田先生、フリージャーナリストでパリ在住の栗本さんなど、本当に様々なジャンルの人を紹介していただき、とても刺激をうけた。ただ、外国語が話せない私にとって思うようにコミュニケーションをとることができなかったのが残念だった。語学力の必要性を痛感した。授賞式では袴姿で参加した。日本人としての伝統的な衣装で参加できたのは良かったと思う。しかし着物は暑い!重い!苦しい!少々疲れた。
 授賞式の後は洋服に着替えて元気回復!ダンスパーティーで盛り上がった。私とダンスをしてくれたアンチーブ国際水中映像祭会長のダニエル氏、海外担当の富樫さん、どちらもパワフルで元気なおじさまだった。外国の人はみんな陽気でパワフル!たくさんの元気をもらった。
夜はダニエル会長も若いヤマトナデシコを相手に大奮起で踊る!
「夜はダニエル会長も若いヤマトナデシコを相手に大奮起で踊る!」
劇映画「グランドブルー」を撮った水中映像監督のクリスチャン・ペトロンとも会えて感激!

 フランスでの1週間では、私の日常ではできない貴重な体験をさせてもらった。沢山の人々との出会いもあり、刺激的な毎日だった。またフランスに行きたい!できれば今度は絵の勉強をするために。

 

 

 

愛知県  時習館高校1年  岡島あすな

劇映画「グラン・ブルー」を撮った水中映像監督のクリスチャン・ペトロンとも会えて感激!
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